2010/03/03

リュート属の弦楽器

Web楽器事典 リュート属の弦楽器リュート属は弦楽器の中でも棹(ネック)があって音程をこの上で変化させることができるのが最大の特徴。有棹弦楽器という呼び方もある。
糸巻き : 調弦する仕組み
弦の張りを調節する。棒に弦を巻きつけて強く引っ張る。

ネック : 音高を決める棹
弦を押さえて、弦の長さを変化させ音程を決める。リュート属の弦楽器がリュート属であるアカシがこの部分。固くて強い木材が使われる。弦をはじいて音を出す撥弦楽器(はつげんがっき)では、ほとんどがフレットがついている。

弦 : 弦がなければ弦楽器ではない
古くは、羊の腸/絹/銅線などが使われた。弓矢の弓が弦楽器のルーツなら、おそらく植物の蔓なんかも使われたかもしれない。
現在ではナイロンなどの化学素材/スチールなど。またこれらの素材を何層かに組み合わせた弦が作られている。

ボディ : 音を増幅させる箱
弦の音を増幅させる音響箱。多くは木製の箱であるが、瓢箪(ひょうたん)やカボチャを音響箱として使っているものもある。また、動物の皮や薄い金属板を張って増幅させる仕組みもある。