2010/06/17

阮咸(げんかん)

中国の楽器:阮咸
中国晋代に、世俗を避けて竹の林で楽器と酒を楽しみ、高尚な談義にふけったとされる七人の賢者がいたらしい。この「竹林の七賢」の中に、阮咸(ルアンシェン)と言う名の楽器名人がいた。
その楽器は琵琶だというが、形がちょっと違う。
阮咸が奏でるのは丸い胴を持ち、長い棹にはフレットが付いていて4本の弦が張られていた。
阮咸の愛した丸い胴の楽器は奏者の名前をそのままもらって「阮咸」と呼ばれるようになったのだとか。阮(ルアン)とも。