2010/11/14

サペ

サペこのボウリングのピンの様な形をした楽器は、リュート属の弦楽器ということにしておこう。
確かにネック(らしきもの)がついているので日本語でいう「有棹弦楽器」になりそうだ。だけどフレットはボディについていて、弦を押さえて長さを変えるのはネック(棹)の上ではない。このネックは、ボディがただ細くなっているだけなので、ネックではないのかもしれない。それならば琴(箏)の仲間となったりするのかも・・・・・まあ、どっちでもいいか。分類することはそんなに大事なことでもないでしょうから。

さてさて、サペは、ボルネオの民族楽器。弦は3本であったり5本であったりでいろいろ。メロディは1本の弦だけで演奏する。他の弦は伴奏用だ。なにかしら沖縄の旋律と似たような音楽を奏でる。

一本の木を削り出して作るのだけれども、ちょっと変わっているのはサペの胴体は裏側から削っていて、表面も一体ものだ。一本の丸太を縦に割って二つのサペが出来るらしい。