2010/04/24

テオルボ/キタローネ

テオルボ/キタローネテオルボ(キタローネ)はヨーロッパの古楽器でリュートと兄弟の弦楽器。下半身はリュートと同じだけれどもネックが長くてヘッド(糸倉)が二つある。これは低音を出すため、また共鳴させるための長い長い弦が必要だったからだ。
現在ではナイロンに金属を巻いた弦が作られており、これほど長くしなくても低音が出せるわけだけど、15世紀ごろは細いガット弦しかなかったので低音を出そうとすると、こんな長いネックになってしまうのだろうね。
地域、国々によって、呼び名や楽器のサイズが異なり、調弦も様々。テオルボとキタローネの違いは明確ではないものの、一般的にキタローネのほうがとんでもなく長いネックを持つ。