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2023/05/24

三弦(サンシエン)

 三弦は中国の伝統的な弦楽器。日本の三線や三味線の元になった楽器。

弦子(シエンズ)とも呼ばれる。

The sanxian is a three-stringed traditional Chinese instrument. 

三弦、三絃、サンシエン
三弦
「小三弦」と「大三弦」があり、上のイラストは大三弦。



2022/01/10

ドンブラ

ドンブラ dombra

中央アジアの弦楽器 ドンブラ dombra

ドンブラは、中央アジア諸国(カザフスタン、ウズベキスタン、タジキスタン、トルクメニスタン、アフガニスタンなど)テュルク人の音楽で使われている楽器。
スプーンを大きくしたような形で、細長いネックが特徴。

中央アジアには、名前も地域により異なるがこのスプーン形の楽器が色々ある。さらに、中央アジアからは東部にあたるウイグルではドゥタールという同様の楽器がある。おそらく基本となる楽器が、それぞれの地域に伝わってきたのだと思われる。




2021/10/03

タイ王国の伝統的な民族楽器

 スン sueng


スンを演奏している おっちゃんのイラスト
スンは タイの伝統的な弦楽器。
タイの音階は、私たちが普段使っている西洋音階とは異なる。西洋音階は1オクターブを(もちろん半音も含めて)12段階に分けているが、タイの伝統的な音楽では7段階に分けている。
スンも伝統的音階を採用しているので、フレット間のピッチが(例えばギターなんかと比べて)少々広い。

本体は、家具や仏像などにも利用されているパラミツ(ジャックフルーツ)という木材を使っている。
弦は4本だが複弦になっているので2コース。




2021/06/03

スマトラ島のバタック人が愛用する弦楽器

 ハサピ Hasapi

ガタック族の楽器 ハサピ Hasapi

ハサピを演奏する男性

Hasapi is a two-stringed instrumentplayed by the Batak people of the Indonesian island of Sumatra.

ハサピは、インドネシア・スマトラ島のバタクの間で使われてきた弦楽器。細長い胴体に2本の弦を持つ。 

もとは宗教儀式に使用される楽器であったが、現在はの楽団の一部として使用されたり、一般市民の間でも愛用されている。

スマトラ島
バタック人 (Batak) は、主にインドネシアのスマトラ島北部の高地に居住している民族集団




2021/04/06

インドの低音楽器

The tanpura is a Indian long-necked plucked string instrument.

タンプーラは、インドの弦楽器。

tanpura: Indian musical instrument.

演奏者は、もの静かに低音の弦をはじきつづける。メロディーを演奏するのではなく、もっぱら開放弦(弦をフレット上で押さえない状態)を鳴らす。弦は4本が通常であるが5本~6本のものもある。
タンプーラは西洋音楽に置き換えるとコントラバスやベースギターに相当するだろう。低い音(ドローン音)でアンサンブル全体の楽曲を安定させる。


Web楽器事典
世界の楽器を紹介しているブログ

2021/01/20

トプショール tovshuur

 トプショールは、モンゴル(主に西部地方)や アルタイ、トゥバなど の弦をはじいて音を出す弦楽器。弦はガットや馬の尾でできており、数は2本(3本弦も存在する)。

トプショール tovshuur を演奏している人のイラスト

糸巻き部分のヘッドには、馬、鳥、山羊などの彫刻が冠されている。

自家製手作りが多いので、素材や形状は一定ではなく、電気仕掛けの(つまりエレキ・トプショール)の楽器も存在ずる。

この楽器は日本ではあまり知られていないためかカタカナ表記は定まっておらず、トブシュールの表記もある。

山羊の飾りが冠されたトプショール
ヘッドが山羊のトプショール


トプショールは、モンゴル(主に西部地方)や アルタイ、トゥバなどで使われている伝統的な楽器。
モンゴル、アルタイ、トゥバ
アルタイ共和国は、ロシア連邦内の自治共和国。
トゥヴァ共和国も、ロシア連邦を構成する共和国の1つ。

2020/12/07

ダン グエット

 ダングエット ( đànnguyệt / dannguyet ) は、ベトナムの伝統楽器。弦は2本、または4本弦の2コース。民衆音楽にもクラシック音楽にもで使用され、ベトナム全土で人気がある。

ダングエット ( đànnguyệt / dannguyet ) 奏者のイラスト
ダングエット ( đànnguyệt / dannguyet ) 

弦は絹糸で作られていたが、今日では一般的にナイロンまたは釣り糸で作られている。それらはギターや他のヨーロッパの撥弦楽器と比較して かなり低い張力に保たれている。

楽器の背の高いフレットは、ベトナムの伝統音楽のとって非常に重要な曲がりくねった音を可能にしている。このようなゆるやかなビブラートは、弦を横に曲げるのではなく、ネックに向かって押すことによって生成される。

弦は通常、小さなピックで弾かれ、多くの場合プラスチック製のギター用ピックが使用されているようだ。ちなみに、20世紀後半には、多くのベトナム人ミュージシャンがアコースティックギターとエレクトリックギターへと人気が偏っているという。

楽器の標準的なベトナム名である đànnguyệt は、「月の弦楽器」を意味する(đànは「弦楽器」の総称であり、nguyệtは「月」の意味)。中国には「月琴」とよばれる楽器があるが、ダングエットは 月琴 と同系列の楽器のようだ。





2020/09/03

東南アジアの弦楽器

クラチャッピ と チャペイ

 

クラチャッピ(Grajabpi / Krachappi)/ チャペイ(Chapey / Chapei Dong Veng)

クラチャッピ(Grajabpi / Krachappi)は、タイ王国の伝統的音楽で使われる撥弦楽器であり。4本の弦は、2本を組にして2コースで張られている。

タイでも古い楽器で、20世紀以降ほとんど使われなくなってきた。


チャペイ(Chapey / Chapei Dong Veng)は、カンボジアの撥弦楽器で、タイのクラチャッピと同じ系列。弦は2本、または4本2コースが張れれている。

音響ボックスは亀の甲羅を利用していた時代もあったようで、Chapei というのは亀を意味していたよう。その名残か、音響ボックスは「亀の形」と表現される。


弦楽器図鑑


2020/08/08

フィリピンの舟形弦楽器

 クジャピ kudyapi

この形の楽器は、英語で boat-lute という別名もあるようで、フィリピンにはこんな舟形の弦楽器が色々ある。


フィリピンの弦楽器 クジャピ kudyapi

クジャピも舟の形をしており、フィリピン西部にあるパラワン島で使われている。

弦は2本あるが、メロディを奏でるのは1本だけ、もう1本はドローンといって、共鳴させて響かせるための弦。




2019/01/07

中国のリュート属 弦楽器

さてさて、今更ですが....
リュート属というのは、弦楽器のなかでも棹(ネック)があって、そこに弦を張ってある。弦の長さは指なんかで押さえて変えることができる..つまり音高を変えることができるという構造になっている。
西洋で広く普及したリュートを代表としてリュート族(Lute family)という分類名がつけられた。現在では、その代表がギターだろう。
メロディ、コード、リズムが他の弦楽器より簡単にそして効果的に表現できるので、ずいぶんたくさんの種類が世界中で使われている。

そんな中で今回は中国のリュート属楽器を紹介しましょう。
柳琴(Liuqin リウチン りゅうきん)
中国の小さな撥弦楽器。中国のマンドリンとも云われており演奏方法もトレモロを多用する。ただし、マンドリンは8弦の復弦4コースだけど柳琴は単弦で4本だ。
日本語読みででは「りゅうきん」であるが、金魚のリュウキンをまず思い浮かべてしまう。ちなみに金魚のリュウキンも中国生まれらしいが。
形が柳の葉のようであるため、柳琴という名がついているとかで、柳葉琴とも。

月琴(Yueqin ユエチン げっきん)を演奏している女性
月琴は音響ボディが満月の形で表面板にサウンドホールがない。棹(ネック)が短く3本または4本の弦が張られる。4本弦の場合は2本をセットにして2コースにしたものもある。
日本にも伝わり、「げっきん」と呼ばれているが中国のものとはちょっと違う形になって普及している。

阮(Ruan ルアン げんかん)を演奏している女性
むかしむかし中国に阮咸という賢者がいて、この楽器の名士だったそうだ。いつか愛用の楽器には阮咸という名がそのまま付いた。
日本では「げんかん」と呼ばれているが、中国では単に 阮(ルアン)と呼ばれているようだ。

琵琶(Pipa ピーパ びわ)を演奏している女性のイラスト
日本の琵琶は中国の琵琶がもとになっている。
漢字で書くとどちらも琵琶なので、中国の琵琶をわざわざ「中国琵琶」と呼ぶこともあるが、中国が本家なのだから、日本の琵琶を「日本琵琶」と呼ぶほうが正しいのかもしれない。
ピーパは中国伝統の形状をしているが、西洋的な旋律や和音をふんだんに取り入れた演奏をするようになってきた。
胴体の表面板にもフレットがついていて、ハイポジションを頻繁に使うのも特徴的だ。

三弦(Sanxian サンシェン さんげん)を演奏している女性
音響ボディの表面は皮張りで、日本の三線(さんしん)や三味線のルーツが中国の三弦。大きな大三弦(ダーサンシェン)、小ぶりな小三弦(シャオサンシェン)などがある。



2018/10/04

大陸から日本に伝わった ... 琵琶

琵琶は東アジアの弦楽器(弦を弾いて音をだす撥弦楽器)。もとはペルシャあたりの楽器で、胴体は円形の一方が縛りこまれた形をしている(涙型とか洋ナシ型と呼ばれている)。
この楽器の兄弟はヨーロッパにも伝わっていて、ネックに弦を張った有棹弦楽器(リュート属)のほとんどは、ペルシャあたりが起源だろうと思われる。

ヨーロッパや中国ではそれぞれの地域の音楽文化に合わせて独自の発展をへてきた。日本の琵琶は、奈良時代(西暦でいう700年ごろかな)大陸から伝わったようだ。
雅楽と一緒に伝わり、語りの伴奏楽器として形状や新しい演奏方法が作られてきた。はじくための大きなバチは日本独自だ。
摩睺羅伽(まごらが)と琵琶
摩睺羅伽(まごらが)の琵琶

信西古楽図の琵琶

弁天さん
弁財天の琵琶

藤原師長(ふじわらのもろなが)の琵琶
藤原師長(ふじわらのもろなが)の琵琶

雲中供養菩薩像をイラストに書き換えた
雲中供養菩薩像の琵琶(雲中供養菩薩像をイラストに書き換え)
(4本の弦)


2017/11/20

Google logo

musical Instruments of the Google doodles

Begum akhtar

Begum akhtar : Indian singer ベガム アクターはインドの歌手
Begum akhtar
 Begum akhtar was a well known Indian singer of Hindustani classical music.
She was given the title of Queen of Ghazals.
 ベガム アクターは、ヒンダスタンのクラシック音楽の有名なインドの歌手でした。
 彼女は、ガザル(恋愛詩の歌曲)の女王の称号を与えられました。

Ravi shankar

Ravi shankar : sitar player
Ravi shankar
Ravi Shankar was born to a Bengali family in India.
Shankar was one of the best-known proponents of the sitar in the second half of the 20th century and influenced many other musicians throughout the world.
 ラビ・シャンカールは、インドのベンガル民族家系に生まれました。
 シャンカールは20世紀後半にシタールの最も有名な奏者の一人であり、世界中の多くのミュージシャンに影響を与えました。


2017/10/11

ピン(タイの弦楽器)

タイ王国のピン phin
タイ王国のピン
The phin is a type of strings musical instrument with a arrow-shaped body and neck.
originating in the Isan region of Thailand and played mostly by ethnic Laotians in Thailand and Laos.

ピンは、矢印の形をした3弦の撥弦楽器。
タイ王国の東北(イーサーン地方)で発達したようだ。タイ王国とラオスのラーオ族などによって愛用されている。
タイの楽器 エレクトリック ピン electric phin
エレクトリック ピン
伝統的な楽器なんだけれども、電気じかけでアンプを使って音を出すエレクトリック・ピンが多く出回っている。どうも、ギター用のピックアップが取り付けられているようだけどね(マグネットコイル部分が6個あったりする)。

2017/08/09

琵琶(びわ)


  1. 楽琵琶は、雅楽琵琶ともいい、雅楽で使われる琵琶。他の琵琶に比べて、頸部(ネック)が短くいが音響胴が大きい。
  2. 平家琵琶は、楽琵琶から派生したもので、楽琵琶とほぼ同じつくり。平家物語を語る時の伴奏に用いる。
  3. 盲僧琵琶は、仏教にて、盲目の僧がお経を唱える時に使用された。
  4. 薩摩琵琶は、盲僧琵琶を改造し、武士の倫理や戦記などを歌い上げる勇猛豪壮な演奏に向いた構造にした。
  5. 筑前琵琶も、盲僧琵琶から派生しており、主に女性を対象として家庭音楽としても使うようにした。
  6. 錦琵琶は、水藤錦穣が創始した日本琵琶楽の一流派のことで、またその流派で使われる琵琶。

楽器事典:楽琵琶 がくびわ
1. 楽琵琶 がくびわ
楽器事典:平家琵琶 へいけびわ
2. 平家琵琶 へいけびわ
楽器事典:盲僧琵琶 もうそうびわ
3. 盲僧琵琶 もうそうびわ
楽器事典:薩摩琵琶 さつまびわ
4. 薩摩琵琶 さつまびわ
楽器事典:筑前琵琶 ちくぜんびわ
5. 筑前琵琶 ちくぜんびわ
楽器事典:錦琵琶 にしきびわ(水藤錦穣)
6. 錦琵琶 にしきびわ
琵琶は、古代西アジアの弦楽器が起源とされる。
ペルシャあたりの楽器が、中国/日本まで伝わり、それぞれの文化を取り入れ、そえぞれ地域にみあった楽器に発展した。


2017/01/31

コムズ

キルギスのコムズ Komuz
コムズ Komuz
コムズは、中央アジアのキルギスなどで伝統的に演奏されている楽器。
フレットのないネックには3本のガット弦(ナイロン弦)が張られていて、 右手の5本の指を総て使ってジャカジャカとストローク演奏する。また、アルペジオや、単音でも鳴らす。


2016/06/21

琵琶 びわ

果物のビワは、楽器のビワから付いた名前だというのにはちょっとびっくり。
果物は「枇杷」で楽器は「琵琶」なので漢字で書くと違うのけれど楽器のビワのほうが名前としては先輩なのである。
楽器のビワが果物のビワに似ていたからではなく、果物のビワが楽器のビワににていたから、果物のビワはビワとなった・・・なんかややこしい。

果物の枇杷は「木へん」なので、なるほどと分かる。
では、琵琶の冠の位置で「王王」と二つ並べてあるのは何を意味するか。これはもともと弦楽器の弦を張った柱の形をかたどったもので、弦楽器の漢字に採用されている。「琴」「瑟」などにも使われているね。
ただし「琴」なんかは、弦楽器全体の総称として、さらに現代の中国では「手風琴(アコーディオン)」「振動琴(ビブラフォン)」みたいに弦楽器だけではなく楽器全体の総称としても使われていたりするのだけど。

日本の琵琶
日本の琵琶は中国から伝来し、日本独自に発展し「雅楽」や「語り」に使われている。
楽琵琶 雅楽で使われる琵琶
楽琵琶

薩摩琵琶
薩摩琵琶

筑前琵琶
筑前琵琶

中国の琵琶
中国の琵琶は日本の琵琶の元になった楽器。中国では「PIPA」と発音する。
中国の現代版琵琶は、西洋音楽の音階を取り入れていて、フレットの幅はギターなんかと同じように刻まれている。
中国の琵琶 (ピパ PIPA)
中国の楽器は新しい要素をどんどん取り入れており、新しい楽曲に挑戦し続けているようで、伝統だけにとらわれていない。西洋のスケールはもちろん、西洋和音もガンガン鳴らす。

2016/01/03

三弦 (サンシェン)

三弦を奏でる女性 / 小三弦 と 大三弦 / シャオサンシェン と ダーサンシェン
小三弦 と 大三弦
中国の伝統的な弦楽器である。
沖縄の三線(さんしん)と似ている、三味線にも似ている。それもそのはず、これら日本の楽器は、この三弦が中国から琉球に伝わったものだもの。
日本の三味線を「さんげん」と言うこともあったりするので、中国の三弦は「サンンシェン」と呼ばなければ、混乱する。
小さな三弦は「小三弦(シャオサンシェン)」で大きな三弦は「大三弦(ダーサンシェン)」。


2015/10/31

チャンズ chanzy

トゥバ共和国のチャンズ(シャンズ chanzy) を演奏する男性のイラスト
トゥバ共和国のチャンズ
チャンズは、トゥバ共和国の伝統的な撥弦楽器。特徴的なハート型の音響ボディ。ボディの中心部分に円形の皮を張ってあり、弦は3本。
低音と高音の2つ声を同時に出す歌唱方法としてモンゴルにはホーミーがあるが、トゥバではフーメイと呼ばれる。チャンズは、フーメイの伴奏楽器のひとつである。


2015/09/13

イギル igil

イギル
イギルは、トゥバ共和国の弦楽器。2本弦で、弓も弦も馬のシッポを使ってる。
トゥバ/モンゴル周辺の地図

2015/08/05

ドシプルール

ドシプルール を演奏する男性
ドシプルール doshpuluur
ドシプルールは トゥバ共和国の弦楽器。3本弦で長方形の胴体は皮張り。バチは使わず指ではじく。

東アジアには3本弦で似た楽器が多く存在する。これは、中国の三弦(サンシェン)が元になっているようだ。このドシプルールも日本の三味線も中国から伝来し派生した楽器だと思われる。