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2025/06/27

テナー・ギター

 

Tenor guitar 4弦ギター
テナー・ギター

テナーギターは4本弦のギター。なので4弦ギターとも呼ばれる。
ギターという名前なのでギターなのかもしれんが、いわゆる ギターから派生したというよりも、チューニングの弦配置からすると「バンジョーの表面木製タイプ」といったところ。

マンドリンの4コース、テナーバンジョーやウクレレの4本弦などは、独特の音色があって その個性が主張されている楽器だろう。 同じ4本弦楽器でもテナー・ギターがあまり普及していないのは、普通の6弦ギターと そんなに変わらない音色であるので、わざわざ4本で演奏する価値が薄いせいだろうな。4弦が4弦たる個性があまり発揮されていないようで残念。

1960年、70年代のモダンフォークと呼ばれていたアコースティックのバンドではよく使われていた。当時のブラザーズ・フォア (The Brothers Four)の写真を見るとテナー・ギターを弾いているのが写っている。

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2022/06/11

レベティコの伴奏楽器

 ブズーキ bouzouki

ブズーキはギリシャの弦楽器
ギリシャの弦楽器 ブズーキ bouzouki
ギリシャのブズーキ

ボディの底が丸く長いネックを持つ。
この丸底のボディは古くよりペルシャやその周辺で愛用されていた弦楽器に多く採用されている。ペルシャ周辺では 5世紀ごろには、すでに現代と同様レベルの楽器で演奏されていたはずだ。そして、これら西アジアの楽器は、音楽文化を含めて世界中に影響を与えてきた。
ブズーキもそのひとつ。1900年代初め頃というから比較的最近、トルコ・アナトリアから伝わった楽器は、レベティコ(Rebetiko)*というギリシャの大衆音楽に取り入れられた。

さらに、ブズーキはアイルランドでも独自に取り入れられてアイリッシュブズーキという名の新しい楽器が誕生した。
アイリッシュブズーキのボディの底面はフラットになっており、ポピュラー音楽にも使われるようになり日本の楽器メーカーも生産している。

*レベティコのミュージシャンたちは下層階級の人々だった。彼らの生きづらい日常を夜の酒場で演奏し歌い、同階級の人々から熱烈に受け入れられた。
ただ、歌うたい達は、昼間はぶらぶらと過ごし、喧嘩はするし犯罪まがいのことをやるなどで風紀を乱す社会のお荷物としてあつかわれることもあったようだ
レベティコは、ギリシャのブルースとも呼ばれる。


2021/10/03

タイ王国の伝統的な民族楽器

 スン sueng


スンを演奏している おっちゃんのイラスト
スンは タイの伝統的な弦楽器。
タイの音階は、私たちが普段使っている西洋音階とは異なる。西洋音階は1オクターブを(もちろん半音も含めて)12段階に分けているが、タイの伝統的な音楽では7段階に分けている。
スンも伝統的音階を採用しているので、フレット間のピッチが(例えばギターなんかと比べて)少々広い。

本体は、家具や仏像などにも利用されているパラミツ(ジャックフルーツ)という木材を使っている。
弦は4本だが複弦になっているので2コース。




2021/04/06

インドの低音楽器

The tanpura is a Indian long-necked plucked string instrument.

タンプーラは、インドの弦楽器。

tanpura: Indian musical instrument.

演奏者は、もの静かに低音の弦をはじきつづける。メロディーを演奏するのではなく、もっぱら開放弦(弦をフレット上で押さえない状態)を鳴らす。弦は4本が通常であるが5本~6本のものもある。
タンプーラは西洋音楽に置き換えるとコントラバスやベースギターに相当するだろう。低い音(ドローン音)でアンサンブル全体の楽曲を安定させる。


Web楽器事典
世界の楽器を紹介しているブログ

2021/03/03

マンドリンファミリーで最大

 マンドベース Mandobass

マンドリンファミリーのマンドベース
マンドベースは、マンドリンファミリーで最大楽器。ただし、弦は4本で複弦にはなっていない。
標準的なオーケストラのコントラバスとほぼ同じ大きさで、非常に大きいので、膝の上では支えられないので、床にエンドピンで支えて演奏する。
マンドリン・アンサンブルでベース楽器として使用されることもあるものの、コントラバスのほうが普及していて音量も大きいので、マンドベースはあまり使われない楽器となっているようだ。






2019/11/06

4本の弦

弦が4本 撥弦楽器

アパラチアン・ダルシマー Appalachian dulcimer
アメリカの民族楽器。
ヨーロッパの弦楽器が1800年代にアメリカに持ち込まれて、東部のアパラチア山脈あたりで独自に改良された。


ウクレレ Ukulele
ヨーロッパから伝わった楽器が、ハワイで独自に発展した。
ウクレレは、「蚤(のみ)が跳ねる」という意味らしい。


カバキーニョ Cavaquinho
ブラジルの楽器で、サンバにも使われる。。
クラシックギターに似ているが、カバキーニョは小さくて4弦。


スン Sueng
タイのリュート形弦楽器。

ネックには背の高いフレットが取り付けられてあって、4弦2コースの金属弦が張ってある。


ユエチン Yueqin 月琴(げっきん)
丸い丸い満月のような胴をもつ弦楽器。中国でも日本でも月琴と書く。英語では、その名前を受けて Moon guitar.


テナー バンジョー Tenor Banjo
4弦のバンジョー。
5弦バンジョーはフィンガーピックを使うが、テナーバンジョーはフラットピックを使う。

バンドーラ Bandola
バンドーラ、またはバンドーラに似た名前の楽器は多い。
このバンドーラは、ベネズエラやコロンビアなどで使われている弦楽器。


ビオラ・デ・ブリチ Viola de buriti
ブラジルの楽器で、歌の伴奏として使われる。buriti は 南アメリカに自生するヤシの木。
DIY ってな感じで ブリチの木をナイフで削って作ったりする。


びわ Biwa 琵琶
中国から伝わった楽器が元で、日本では何種類かの琵琶が独自に作られた。
このイラストは雅楽で使う雅楽琵琶(楽琵琶とも)。

< 4本弦の楽器 >


2018/10/04

大陸から日本に伝わった ... 琵琶

琵琶は東アジアの弦楽器(弦を弾いて音をだす撥弦楽器)。もとはペルシャあたりの楽器で、胴体は円形の一方が縛りこまれた形をしている(涙型とか洋ナシ型と呼ばれている)。
この楽器の兄弟はヨーロッパにも伝わっていて、ネックに弦を張った有棹弦楽器(リュート属)のほとんどは、ペルシャあたりが起源だろうと思われる。

ヨーロッパや中国ではそれぞれの地域の音楽文化に合わせて独自の発展をへてきた。日本の琵琶は、奈良時代(西暦でいう700年ごろかな)大陸から伝わったようだ。
雅楽と一緒に伝わり、語りの伴奏楽器として形状や新しい演奏方法が作られてきた。はじくための大きなバチは日本独自だ。
摩睺羅伽(まごらが)と琵琶
摩睺羅伽(まごらが)の琵琶

信西古楽図の琵琶

弁天さん
弁財天の琵琶

藤原師長(ふじわらのもろなが)の琵琶
藤原師長(ふじわらのもろなが)の琵琶

雲中供養菩薩像をイラストに書き換えた
雲中供養菩薩像の琵琶(雲中供養菩薩像をイラストに書き換え)
(4本の弦)


2017/03/07

ウクレレ

ウクレレを弾きながら歌うイズ。 イズリアル・カマカヴィヴォオレ Israel Kaʻanoʻi Kamakawiwoʻole
イズ (IZ)
イズ(IZ)は、ハワイ生まれのシンガー。大きな体でウクレレを抱えて とても優しい声で歌う。小さなウクレレのフレットにちゃんと太い指を添えて弦を押さえることができるのが不思議。
1959年5月生まれ、本名はイズリアル・カマカヴィヴォオレ。38歳という若さで亡くなった。


2016/08/28

低音の弦楽器

マンドベース

マンドリンと、そして、そのファミリーは、8本弦で2セットが対になっている(4コース)。が、マンドベースは弦が4本。マンドリンの仲間としての名前がついているもののちょっと異端ではある。
さすがに、マンドリンが得意とするトレモロ奏法は控えた方がよさそうだ。
というか、マンドリンのアンサンブルでも低音が必要な時は多くの場合コントラバスが使われる。コントラバスは比較的安価だものね。
mandobass
マンドベース mandobass




コントラバス

低音弦楽器としては定番であり代表。いろんなジャンルで愛用されている。
クラシック音楽では弓で擦るのが基本。ジャズやポピュラー、さらにはブラスのバンドにも加わることがあるが、この場合は指ではじく(ピッチカート)が基本になる。
フレットが無いので音程を取りにくい・・・というのはシロウト考え。フレットが無いゆえに表現が多彩になり、奏者のテクニックや感性を音にすることができる。
フレットの付いたベースギターはそれはそれで完成された楽器ではあるけれども、フレットのないコントラバスは(特にジャズなどのピッチカートでは)「生身の人間が弾いているのだ」という泥臭い独特なアナログ感を生み出す。



contrabass
コントラバス contrabass




コントラバス
 バラライカ

ロシアの弦楽器として有名なバラライカ。コントラバスバラライカは、バラライカのアンサンブルで最低音楽器として存在する。
大小何種類かの楽器が作られているが、弦は3本で胴体は三角形というのは共通。
しかしながら、この大きな楽器も三角形にこだわって作っているので取り扱いには少々不便かもしれない。



contrabass balalaika
コントラバスバラライカ  contrabass balalaika




ベースバンジョー

バンジョーをでっかくしてベース音を弾こうというもの。革張り(実際にはプラスチックの薄膜)の弦楽器は大きな音が出るのでアコースティックの楽器としては有利であろう。それなのに残念ながら普及していない。
マンドベースやコントラバスラライカは、一連の揃った楽器としてアンサンブルでは意味があるだろうけど、ベースバンジョーが普及していないのは入るべきファミリーが無いからかもしれないね。
それに、コントラバスやベースギターの存在が大きいので普及しなかったのだろうね。



bass banjo
ベース バンジョー  bass banjo
上の写真はギブソン社のカタログからコピーさせていただいた

2015/07/05

PIPA 琵琶

中国の琵琶 PIPA
中国の琵琶 (ピパ PIPA)
わわざわ「中国の琵琶」と表記しなくても琵琶は中国の楽器である。日本の琵琶は中国から伝来したものであり、日本の音楽や「謳い・語り」に合うよう独自に改良された楽器だ。
そもそも琵琶は中国の楽器ではあるが、やはり、中国の琵琶は「中国琵琶」と云わなければ中国の琵琶を指すことにならない …… と、なんかややこしいことをチンタラと書いてしまった。

中国の琵琶(発音をカタカナ書きすると ピパ または ピーパー)は、大改善が行われている。ヘッドや糸巻きは古来よりのデザインを踏襲しているが、フレットはギターやマンドリンと同じように西洋音楽の音階であって、高音部まで出せるよう音響ボディの表面にまで配置されている。デザインの改良ではなく、楽曲を奏でる機能を変えている。その音律は西洋音楽にマッチするので、オーケストラの一員として演奏することができる。
伝統ある楽器が西洋の音楽に傾くことには賛否両論であろうが、時代に合わせて改善を進めている中国の姿勢は「なかなかいいな」と思うのである。

弦楽器の図鑑


2015/06/12

リウチン

リウチンを演奏する女性のイラスト(柳琴 , りゅうきん , liuqin)
リウチン
リウチン (Liuqin) は、中国の撥弦楽器。
漢字では 柳琴 で、日本では「りゅうきん」と読むが あまり一般的ではない。英語ではチャイニーズマンドリンという呼び名もあるようで、確かにのマンドリンに似ていて、演奏方法もトレモロを多用する。ただし、マンドリンは複弦(2本がセット)の4コースであるが、リウチンは単弦で4本だ。



2014/08/04

ビオラ・デ・ブリチ

ブラジルの弦楽器:ヴィオラ・デ・ブリチ Viola de buriti / Brazilian musical instruments / Instrumentos musicais brasileiros
ビオラ・デ・ブリチ
ブラジルにはブリチという椰子の木がある。そのブリチの木で作ったのがヴィオラ・デ・ブリチ。
3本の枝を並べてくっつけてあリ、中心はネックから胴までを兼ねている。Youtube で見たが、この楽器を削りだすのにナイフを使っていたのには驚き。
フレットなしの4本弦。和音をひいて唄の伴奏に使ったりする。フレットなしなので和音を鳴らすと微妙に音程が狂うが、このフンワカ音程がまた心地よかったりする。


2014/04/04

クアトロ

リュート型弦楽器:クアトロ Cuatro
クアトロ cuatro
Cuatro means four in Spanish , although current instruments may have more than four strings.(Wikipediaより引用)
Cuatro はスペイン語で「4」の意味。なので、本来4本弦の楽器であったのだけど、現在では多種多様で弦の数はもっと多いものもある。
古くは、ポルトガルのブラギーニャやカバキーニョという4弦楽器が中南米に伝わり、その地で独自に発展していった楽器。主に トリニダード・トバゴ 、西インド諸島などで使われている。
プエルトリコのクアトロは10弦あって2本ペアの5コース。音響ボディも独特の形をしている。
ちなみに、ハワイのウクレレもポルトガルのブラギーニャが祖先らしい。

2013/07/28

チャンザ

チャンザ Chanza
Chanza
突然ですが、バイカル湖はどこにあるか知ってますかな。
モンゴルの北にありますね。そこはロシアです。ロシアというとモスクワあたりの西の方をイメージしてしまいそうですな。ロシアはとんでもなく広い。日本の隣の国でもあるわけですが、そういうイメージはない。
チャンザはロシアはロシアでも東の方。バイカル湖近くで使われている楽器。
東アジアでは、一般的でどこにでもありそうな楽器だけれども、よく見ると不思議な楽器。モンゴルの近くということで、中国の三弦(サンシェン)の系列だと察しがつく。南はベトナム、もっと東では沖縄の三線(さんしん)。アジアの東部で使われてる楽器と同じ系統だろう。
何が不思議か。それは、フレットがあるということ、弦が4本だということ。さらには、モンゴルよりさらに北にある地域の楽器なのに蛇の皮が共鳴胴に張り付けてあるということ。この蛇の皮はどこから調達したのだろう。バイカル湖の近くに大蛇が生息しているとは思えないのだけど。バイカル湖ではバイカル・アザラシが有名。淡水のアザラシということでとてもめずらしいそうな。
大蛇ではなくアザラシの皮を共鳴胴に張り付けるとどうなんだろう。分厚すぎて、脂肪が多すぎて無理なのかな。


2013/04/14

ウトガルドン

Hungarian musical instruments : ütõgardon
ウトガルドンは弦を叩くリズム楽器
ウトガルドンは、ハンガリーなど東欧の伝統楽器。

チェロのようだけど弓で弾くのではない。弦をボンボンたたいて、リズムをとる。右手は細いスティックで弦を打ちつつ、左手で端っこの弦をつまんではじく。utogardon の uto は、叩くとか打つとかの意味(英語でいう hit のこと)。

この楽器だけでは、ボンボコ・ボンボコと鳴るだけでオモシロくない。バイオリンなどと一緒に組んで、弦のパーカッションとして活躍する。太鼓と違ってちゃんとした音程ピッチを持っているので、低音のドローンとしての役割を果たしているようだ。

ボディは、1本の木材を削りこんで、底を丸く仕上げるのが本来の作りかた。チェロのように薄板をはり合わせて作っているものもある。


2013/02/24

スン

タイの楽器 スン
スンは、タイのリュート形撥弦楽器。
ネックには背の高いフレットがタイの古典音楽独特の「1オクターブ7分割」で取り付けられている。弦は複弦で2対(4弦2コース)の金属弦。
トレモロ演奏(素早く弦を繰り返してはじく)を頻繁に使ってメロディを演奏する。

西洋音楽が1オクターブを半音づつ12分割しているのに対して、タイの古典的な音階は1オクターブを7分割している。なので、半音とか全音とかいう概念はなく、私達が聴くと音痴演奏に聴き取れてしまう。


2012/09/12

柳琴

柳琴/柳葉琴
柳琴(リウチン)
柳琴または柳葉琴と呼ばれている中国の撥弦楽器。
形がヤナギの葉のようであるため、この名前がついているらしいが、ヤナギの葉はこんな太くはなく、もっともっと細いよなぁ。それとも中国のヤナギはこんな形なんだろうかね。
細いどころかふっくらしてるので、サウンドホールを2つの目として見てみると、なんかカワイイ顔に見えてくる。

琵琶(日本の琵琶ではなく中国の琵琶)ともよく似た形だ。
機能的には、西洋の音楽形式に合わせたのだろうか、フレットは半音で並べられていて胴体の表面版のほぼ真ん中を超えるあたりまで続いていおり、ハイポジションで弾けるようになっている。

チャイニーズ・マンドリンとも呼ばれているらしい。

2012/05/13

クラチャッピ

クラチャッピ
クラチャッピはタイ王国の弦楽器。
弦は4本だけど、2本がセットになっている(2コース)。あぐらをかいた姿勢で演奏するのが一般的で、1フレットに左手が届くのが精一杯なくらいネックが長い。

2010/06/07

ブラギーニャの系統

ブラギーニャの系統
まずブラギーニャありき。
ポルトガルから渡ってきた移民たちが持ち込んだブラギーニャという小さな4弦楽器を起源とするのがカバキーニョ。ハワイに渡って独自に発展したのがウクレレだ。

2010/05/27

ブラギーニャ

ブラギーニャブラギーニャはポルトガルの楽器。
ウクレレに似ている。というよりウクレレがブラギーニャに似ているというほうが正しい。ポルトガルの人がハワイに移住する時に持ってきた楽器がブラギーニャで、ハワイで独自に改良発展したのがウクレレなわけ。
ブラギーニャはあまり有名ではないけれど、ウクレレだけではなく、ブラジルで室内サンバなどで使われているカヴァキーニョの祖先でもある。