この楽器も、もともとはペルシャあたりのバルバットが東の方へ伝わり、中国の楽器、ピパとなったようだ。さらにピパが日本に伝わり、楽琵琶、薩摩琵琶、平家琵琶などに変化した。
中国のピパも日本の琵琶も、シャモジのような形をしているのと、弦が4本なのは共通だ。
七福神の女の神様、弁財天は琵琶を持ってる。七福神はインドの神様なのに琵琶を持ってるんだね。そういえば「5弦の琵琶」はインド経由で中国にやってきたので、「4弦の琵琶」とは系列が違うという説もあるらしい。挿絵やポスターなんかに描かれている弁財天の琵琶は、4弦だったり、5弦だったりするが、これは画家の気まぐれなので、本物の弁財天がどんな琵琶をお持ちになっていたかの確証はない。