ウトガルドンは弦を叩くリズム楽器 |
チェロのようだけど弓で弾くのではない。弦をボンボンたたいて、リズムをとる。右手は細いスティックで弦を打ちつつ、左手で端っこの弦をつまんではじく。utogardon の uto は、叩くとか打つとかの意味(英語でいう hit のこと)。
この楽器だけでは、ボンボコ・ボンボコと鳴るだけでオモシロくない。バイオリンなどと一緒に組んで、弦のパーカッションとして活躍する。太鼓と違ってちゃんとした音程ピッチを持っているので、低音のドローンとしての役割を果たしているようだ。
ボディは、1本の木材を削りこんで、底を丸く仕上げるのが本来の作りかた。チェロのように薄板をはり合わせて作っているものもある。