2021/08/17

トルコの弦楽器

 サズ Saz


サズ Saz (バグラマ Baglama)
サズはトルコとトルコ周辺で使われている撥弦楽器(弦をはじいて音を出す)。本体共鳴胴の底は丸っこく、細長いネックが伸びている。
現在の新しい楽器のフレットは、金属の棒を指板に埋め込む方法で作られているが、サズは伝統を引き継ぎ「巻フレット」で、ネックにグルリとガットを巻き付けてある。

弦の数は6本だったり7本だったりすが、いずれの場合も3コースを構成している。
つまり、6本弦の場合は2本が組になって3コースを構成している。7本弦の場合は2本組が2コースで、3本組が1コースで合わせて3コースというわけだ。
サズ saz
サズという名前は 大小10種類ほどもあるこの楽器のファミリーを表す名称。
標準となる大きさのサズは バグラマ(バーラマ Baglama)と呼ばれており、単にサズというと 最も一般的なバグラマ(有効弦長が88cmほど)を指す。