もともと西アジアのネックのある撥弦楽器。これがヨーロッパに持ち込まれ、ヨーロッパ流に数多くの楽器が生まれた。
ひとくちにヨーロッパと言っても、とても広く、たくさんの言語が存在する。それぞれの音楽文化に合わせてか、めったやたらと新しい楽器が作られ、その名称も各地の言語でそれぞれ呼ばれたりするので、どの楽器が元で改良されたのか何が何だかわからない。同じ楽器でも名前が複数あったりする。まあ、何が何だか分らなくても特に不具合はないのだけれども。
ただ、リュートの系統、シターンの系統なんかは改良されてきた道筋は割とわかりやすい。
それとギター。ギターと呼ばれる楽器は、長い歴史からすると比較的最近。まず、バロックギターという名前の楽器が登場する。もちろん、バロック時代にバロックギターという名前は無かったろうから、単純にギターと呼んでいたのだろうけど。
画家:マルグリット・ジェラールの絵画より |
画家:バジル・デ・ルースの絵画より |
1800年代に愛用された、ロマン派ギター。バロックギターのシルエットを残したまま、単弦の6本弦。ロマンティックギターとか19世紀ギターなどと呼ばれている。
ギタリスト:フランシスコ・タレガ |
フォークシンガー:ウッディ・ガスリー |
スチール弦を張ったギターといえばマーチンに少し遅れてもう一社 ギブソンが揚げられる。
アコースティックとは「(電気を使わない)音響の...」という意味だが、現在ではアコースティックギターと呼ぶのは、このタイプのギターを指すことになっている。マーチンとギブソンは、アコースティックギターの2大ブランドとして君臨する。
アコースティックとは「(電気を使わない)音響の...」という意味だが、現在ではアコースティックギターと呼ぶのは、このタイプのギターを指すことになっている。マーチンとギブソンは、アコースティックギターの2大ブランドとして君臨する。
ジャズ ギタリスト:ジャンゴ・ラインハルト |
ギタリスト:ジミ・ヘンドリックス |
弦楽器の図鑑 ...