コブザ kobza
ルーマニアのコブザ |
後ろに折れ曲がったヘッド部分(糸巻き部分)や、全体のフォルムからして古代ペルシャのバルバット*から派生発展した楽器だと思われる。
コブザの弦は8本(2本がペアの4コース)。弦をはじくプレトトラム(いわゆるピック)は細長い棒状で、伝統的には鳥の羽根を使っていたという。
ネックは短くフレットは付いていない。
* コブザという名前の弦楽器はウクライナにもあるが、このページの楽器はルーマニアのコブザ。
* バルバットは、古代ペルシャの楽器で、ウードやリュートなどの祖先となる楽器。さらには、中国や日本の琵琶もバルバットを祖先とするものだ。