「ん」で始まるのには困ったものであるけれども、アフリカには「ん」で始まる名前とか言葉が多いようだ。例えば、川の名前ではケニアの「ンギロ川」。都市や町の名前ではナイジェリアの「ングル」、カメルーンの「ンガト」、ニジェールの「ンギグミ」など。
日本でも「そうです!」というのを「んだ!」とかいう地域もあったり、沖縄では「ん」始まりの言葉が多いらしいので、適当に「ん始まり」は世界中にあるのだろうな。歌を歌うときハミングでとなると「N・・・・・」だものね。
で、ここでは楽器の「ンゴニ」である。この串付きフランクフルトの格好をした楽器はアフリカの撥弦楽器だ。なんといってもアフリカは「ん始まり天国」だもの(なんのこっちゃ)。
ンゴニは胴にケモノの皮を張ってあって、これがアメリカに持ち込まれてバンジョーの元になったといわれている。親指・人差し指・中指を使って弦を弾くというスタイルは確かにバンジョーと共通する。
最初はとっつきにくい名前であるけれども、何とも愛着のある名称かと最近つくづく思うのであるが、いかがなものだろう。
アフリカの楽器 ....