2012/07/16

ドシプルール Doshpuluur

ドシプルール Doshpuluur
モンゴルとトゥバの音楽や歴史についてはよくわからないのけれども、ドシプルールはそのあたりの弦楽器。棹(ネック)のある弦楽器では、古くはイギル、シャナガンホールなどがあり、モリンホール(馬頭琴)もそれらの楽器から発展してきたようだ。
形はモリンホールととてもよく似ているが、モリンホールは弓で擦るのに対し、ドシプルールは指で弦をはじいて音を出す。本体共鳴胴には獣の皮が張ってあり、弦が3本なのでちょうど日本の三味線のようだ。トゥバン・バンジョーと英名で紹介されたこともあるらしく、そういえばバンジョーのベーシックストラムのような弾き方をすることもある。

モンゴル、トゥバといえば、ホーメイとかフーメイとか呼ばれている低音と高音を同時に発生する独特の歌唱が有名。世界的ミュージシャンの「フン・フル・トゥ」は、この地域の楽器とホーメイの唄で西洋かぶれした脳みそに刺激をあたえてくれる。
Huun Huur Tu(フン・フル・トゥ)