Chitarra battente |
イタリアの Chitarra battente(キタラ・バッテンテ)は、ルネッサンス・バロック時代に使われた弦楽器で「打ちつけるギター」という意味だという。ギターというのは指で1本1本の弦を丁寧にはじいて鳴らすものであり、ストロークしてジャンジャカ ジャンジャカと弾くものではない、とうのは当時の慣わしだったのだろう。そこへもって、バッテンテで弾くというのは新しい試みだったのかもしれない。
ルネッサンス、バロック時代から、いわゆる「ギター」は存在したけれども、弦の数は様々で、複弦であったり単弦であったりして統一性はなかった。このキタラ・バッテンテは「10本弦で複弦5コース」。
カタカナ表現ではキタッラ・バッテンテとも。