マンドベース マンドリンと、そして、そのファミリーは、8本弦で2セットが対になっている(4コース)。が、マンドベースは弦が4本。マンドリンの仲間としての名前がついているもののちょっと異端ではある。 さすがに、マンドリンが得意とするトレモロ奏法は控えた方がよさそうだ。 というか、マンドリンのアンサンブルでも低音が必要な時は多くの場合コントラバスが使われる。コントラバスは比較的安価だものね。 |
mandobass
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コントラバス 低音弦楽器としては定番であり代表。いろんなジャンルで愛用されている。 クラシック音楽では弓で擦るのが基本。ジャズやポピュラー、さらにはブラスのバンドにも加わることがあるが、この場合は指ではじく(ピッチカート)が基本になる。 フレットが無いので音程を取りにくい・・・というのはシロウト考え。フレットが無いゆえに表現が多彩になり、奏者のテクニックや感性を音にすることができる。 フレットの付いたベースギターはそれはそれで完成された楽器ではあるけれども、フレットのないコントラバスは(特にジャズなどのピッチカートでは)「生身の人間が弾いているのだ」という泥臭い独特なアナログ感を生み出す。 |
contrabass
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コントラバス バラライカ ロシアの弦楽器として有名なバラライカ。コントラバスバラライカは、バラライカのアンサンブルで最低音楽器として存在する。 大小何種類かの楽器が作られているが、弦は3本で胴体は三角形というのは共通。 しかしながら、この大きな楽器も三角形にこだわって作っているので取り扱いには少々不便かもしれない。 |
contrabass balalaika
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ベースバンジョー バンジョーをでっかくしてベース音を弾こうというもの。革張り(実際にはプラスチックの薄膜)の弦楽器は大きな音が出るのでアコースティックの楽器としては有利であろう。それなのに残念ながら普及していない。 マンドベースやコントラバスラライカは、一連の揃った楽器としてアンサンブルでは意味があるだろうけど、ベースバンジョーが普及していないのは入るべきファミリーが無いからかもしれないね。 それに、コントラバスやベースギターの存在が大きいので普及しなかったのだろうね。 |
bass banjo
上の写真はギブソン社のカタログからコピーさせていただいた |