琵琶は東アジアの弦楽器(弦を弾いて音をだす撥弦楽器)。もとはペルシャあたりの楽器で、胴体は円形の一方が縛りこまれた形をしている(涙型とか洋ナシ型と呼ばれている)。
この楽器の兄弟はヨーロッパにも伝わっていて、ネックに弦を張った有棹弦楽器(リュート属)のほとんどは、ペルシャあたりが起源だろうと思われる。
ヨーロッパや中国ではそれぞれの地域の音楽文化に合わせて独自の発展をへてきた。日本の琵琶は、奈良時代(西暦でいう700年ごろかな)大陸から伝わったようだ。
雅楽と一緒に伝わり、語りの伴奏楽器として形状や新しい演奏方法が作られてきた。はじくための大きなバチは日本独自だ。
摩睺羅伽(まごらが)の琵琶 |
信西古楽図の琵琶 |
弁財天の琵琶 |
藤原師長(ふじわらのもろなが)の琵琶 |
雲中供養菩薩像の琵琶(雲中供養菩薩像をイラストに書き換え) |